新年あけましておめでとうございます。
今年最初に読んだ本。『15歳からの社会保障』(横山北斗/日本評論社)を読みました。
福祉の勉強を始めた当時,「保険」と「年金」の違いを考えたことすらなかった私は「社会保障」が苦手でした。(当時はまだ旧カリキュラム,今と変わらず「社会保障」という科目がありました。)
「分からない,苦手」と一旦学びを進めることに蓋をしたのですが,蓋をしたまま乗りきれるわけもなく。国家試験を前にして,焦りと「もうやるしかない」という思いからテキストを1ページ目から読み直したのを思い出しました。
福祉の道に入って,ご本人の生活を支援する中で社会保障の重要性を痛感していることは言うまでもありません。それでもまだまだ理解していないこと,私自身が支援の組み立てを考える際に選択肢に挙げることができていない制度があることをこの本が教えてくれました。
幣所のホームページがリニューアルされて3年余り。当初からブログを書ける状態が整っていたにも関わらず,こちらもまた蓋をしたままでした。蓋したものを開けるにはエネルギーがいりますが,充電する時間を作って蓄えたエネルギーで今年は書いてみようと思っています。
社会福祉士・精神保健福祉士 小堺有希