最近、アンデシュ・ハンセン「スマホ脳」、山浦善樹「お気の毒な弁護士」を読みました。
アンデシュ・ハンセン「スマホ脳」
脳科学に関する世界中の研究結果をもとに、スマホなどデジタルメディアの悪影響を告発した本。
スマホを持つすべての人が読むべき本だと思います。私も急いで見直し始めました。新書なので手軽に読めます。訳書特有の読みにくさも全然ありません。おすすめです。
山浦善樹「お気の毒な弁護士」
マチベンから最高裁判事になった、山浦弁護士の自伝。
また、仕事頑張ろうという元気が湧いてくる本。絶対に見習うべき点、見習いたいけどなかなかできないなという点、これは自分のスタイルには合わないかなという点など整理しながら、読むべき本だと思います。
紹介されたさまざまなエピソードは興味深いものばかりでしたが、「最近、「依頼者に寄り添う」という表現が流行っています。とても大切な心構えですが、問題はその方法だと思います。法律家ですから、依頼者の話に心を傾けて傾聴し共感するだけでなく、事案解明のための調査、研究をし、事故の真相を解明するために依頼者と一緒になって汗を流すという姿勢、意気込みが必要だと思います。」(同書6頁)という部分が特に印象的でした。